阪急嵐山線 上桂駅・松尾大社駅・嵐山駅の三駅バリアフリー化工事に伴う建築工事に参加させて
いただき、屋根工事・板金工事・雨樋工事を担当しております。
私事では有りますが、以前上桂駅の近くに住んでいた事が有り、よく上桂駅を利用しておりました。
その駅の工事に携わる日が来るなどもちろん夢にも思った事はありません。
お話しをいただいた時は非常に感慨深いものが有りました。
昨年の7月から屋根工事に入り、現在も工事は進行中です。
~上桂駅~
真夏から工事がスタートしました。
ここは上桂駅の下りホームに新設される多機能トイレの屋根です。
上桂駅には、このトイレの新設と上りホームに改札口が新設され建物が新築されます。
上りホームに行くには下りホーム改札口から地下道を通るしかなく不便でした。
また階段しか無かったため、今回の工事でスロープが新設されます。
それがバリアフリー化工事という事になります。
屋根が完成しました。
~嵐山駅~
こちらは嵐山駅構内に新設される同じく多機能トイレです。
駅に使う材料は全て防火仕様のため、18㎜耐火野地板を使用します。
屋根材も個々の建物により細かく仕様が定められていて、ここは金属横葺き材での施工と
なりました。
多機能トイレの完成です。
同じく嵐山駅構内に増築されたレンタサイクル駐輪場の屋根です。
ここも鉄骨造に耐火野地板を貼っていきます。
ここ嵐山は京都のみならず世界有数の観光地ですので、沢山の観光のお客様が訪れます。
レンタサイクルが人気のようなので、駐輪場となるようです。
仕様に定められたルーフィング下葺き材を敷いていきます。
この屋根には縦葺きの嵌合式瓦棒屋根材が採用されました。
棒状の金属板で屋根材を押さえつけ、最後にキャップを嵌め込むタイプです。
仕上がりまでもう少しです。
~松尾大社駅~
こちらは松尾大社駅の下りホームに新設される改札口駅舎です。
上桂駅同様、ここ松尾大社駅も改札口は一つしか無く線路の下を通り反対方向のホームに行く
しかありませんでした。
今回の工事で下りホームに改札口が設けられる事となり便利になります。
またここもスロープが新設され、バリアフリー化されます。
上の写真は鉄骨造の躯体に耐火野地板を貼っているところです。
ここもアスファルトルーフィングを敷いていきます。
この工事は、既存駅舎と繋がる増築工事となるため非常に複雑な納まりになりました。
既存駅舎と二つの新設建物が繋がるため、大きな箱樋が入りそれを組んでいきました。
内部の写真は工事が完成して開放されてから、またご紹介したいと思います。
大屋根の完成です。
この建物には、カラーベストが使用されました。
こちらが3つの建物の取合い部です。
真中に大きな箱樋が入っております。
~上桂駅~
こちらはこの工事で一番大きな建物になる上桂駅上りホーム駅舎の新築工事です。
そしてホーム内に屋根も新設されました。
ホームの屋根には折板という波状鋼板屋根材が使用されました。
よく駅のホームで見かけられる屋根です。
こちらの工事は昼間はプラットホームに乗降されるお客様がおられるため夜間の作業となります。
左の写真は 一段落ちた屋根の施工途中の写真です。
雨水が建物に向かって落ちていくため、大きな箱樋で受けます。
右の写真は波状鋼板屋根材の葺き上がりの写真です。
大屋根には横葺き金属屋根材を使用しました。
本工事も屋根工事は8割がた終わりました。
足場が外れ、全開放される日を待ち遠しく思います。
弊社担当の工事が全終了すれば、またこのブログでご紹介したいと思います。
最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました。