大阪某所能楽堂で桧皮葺き替えのため、銅軒先水切りの取り付けをご依頼頂きました。
私達は屋根工事施工を行うため 通常は野外作業となりますが、今回は能舞台の造り付け屋根の葺き替えと言う事で珍しく室内での作業となりました。
既存の桧皮が剥ぎ取られ、野地の状態です。軒先は既存を生かすとの事なので、軒先に銅水切を取り付けます。
この屋根は曲線を描くため、銅板が馴染む様に少しずつ手曲げ加工を施します。
銅は軟らかい金属ですので、慌てず曲げていくと綺麗な曲線になります。
今回は水切だけの工事のため、屋根の仕上がりを見る事は出来ませんでした。
また機会がございましたら、ご覧頂きたいと思います。