施工実績 右京区 M様邸 内外装改修工事 右京区にお住まいのM様邸で、屋根葺き替え工事・外壁張替及び外壁塗装工事・サッシ窓入替サッシ窓断熱工事等、内外装で大規模な修繕工事をさせていただきました。 今回の工事をさせていただいた発端は、金属サイディング張り外壁部からの雨漏りのお困りごとからでした。数年前、M様邸のお向かいの同じくM様邸で同様のお困りごとでご相談を受けまして外壁を調査したところ、金属サイディングの下に防水透湿シートが張られていない事が判明しサッシ窓開口部から雨漏りしている原因を突き止めました。現在は金属サイディングを直接張るという事はまずは無い事だと思いますが、築20年~35年くらいの新築物件では結構な確率で張られていないケースがあります。シートを張らないとサッシ窓開口部のシールが劣化すれば雨水が侵入して漏れますしサッシ窓の上部にサイディングのジョイントが来れば更に雨漏りのリスクが上がります。同じ分譲地での雨漏り案件のため、シートが張られていない可能性が高く今後のメンテナンスも考えて、窯業系サイディングへの張替えをさせていただきました。外壁を撤去したところ、やはりシートは張られていませんでした。 防水透湿シートを張り、開口部廻りは防水テープで処理をして通気胴縁工法で窯業系サイディングを張らせていただきました。 窯業系サイディングを張り終えたら、サッシ窓開口部やジョイント部にシーリングを打ちます。その後、雨樋を交換します。 屋根葺き替え工事に取り掛かります。今回の工事は、既存スレート化粧板を撤去せずにアイジー工業のスーパーガルテクトでカバー工法を行いました。現在、材料費を含む100万円を超える改修工事は石綿含有建材調査と行政への報告が義務付けられています。M様邸におきましては規模の大きい改修工事となりましたので、建物全ての調査を行いました。既存スレート化粧板はその製造された時期と、建物の竣工の時期と照らし合わせて石綿含有建材である事がほぼ間違いないとの判断のもと、みなしと判定しました。調査においては検体採取、分析をせずみなすということも認められています。 既存スレート化粧板の棟板金、木下地を撤去して所定の開口部を設けます。その後改質ゴムアスファルトルーフィングを張ります。 屋根材を葺くために必要な部材を取付け、本体を改修用ビスで留め付けていきます。 換気棟の設置にかかります。 あらかじめ設けておいた開口部のルーフィングを切り取り、木下地を取付けます。防水透湿シートを張り、板金を被せていきます。 屋根葺き替え工事が完了しました。換気棟は開口部1800mmを2台設置し、充分な換気量を確保しました。これにより、屋根を単に葺き替える工事ではなく住宅性能を上げるリノベーション工事としてM様にお引き渡しをする事が出来ます。 今回の工事では、屋根の葺き替え工事や外壁塗装工事だけでなく窓の入替工事もさせていただきました。建物の性能を高めるには、屋根の断熱だけでなく窓断熱が非常に効果があります。現在、国政として国も省エネ化を進めており窓の入れ替えや内窓の設置などに補助金を付けており今回の工事では窓の入れ替えを4台、内窓の設置を4台計8台のサッシ窓工事をさせていただきました。結構な額の補助金を申請させていただきました。窓の入れ替えでアルゴンガス入りLow-E複層ガラスにする事により、高い断熱効果を得られまた防音効果、結露対策にもなりM様には大変お喜びいただきました。 サッシ窓の入替工事には内装工事と外装工事が必要となります。既存サッシ窓の撤去の際、内装と外装のどちらも手入れる事になります。外装工事では、サッシ窓の入れ替え後モルタル壁の復旧・吹付けによる柄の復旧・外壁塗装が必要となります。 外壁塗装に取り掛かります。エスケー化研水性セラミシリコンを使用させていただきました。 外壁塗装が終えると足場を解体します。上の写真は各内窓設置の前、後となっております。補助金の正式名称は住宅省エネ2023キャンペーンといいまして、今回M様邸で申請したのは先進的窓リノベ事業という事業です。窓断熱を行うことで補助金が受けられる制度ですが、予算の規模も大きく費用対効果の高い断熱工事に対して、しっかりとした金額の助成を受けることができます。今年度につきましては、工事期日や予算の消化等で申請はもうできませんが2024年度も制度設計の変更はあるものの引き続き行われるとのことなのでご興味がございましたら、正規登録業者である弊社にお問い合わせください。 最後にM様 今回も工事をお任せいただきまして誠にありがとうございました。 南区 U様邸屋上防水改修工事 前の記事 上京区 B様邸外装改修工事 次の記事