O様より離れ平屋の改築工事をご依頼いただきました。
上京区の戦前築の京町屋の奥にあります離れを改築させていただきました。
老朽化が激しく、慎重に工事を進めていきます。
屋根の状態が悪く、雨漏り防止のブルーシートが掛けてあります。
屋根は丸太梁を残して全て取り払いました。
母屋 垂木を設置します。
構造用合板12mmを貼り、屋根の下地が完成しました。
その上にゴムアスファルトルーフィングを敷きます。
屋根構面が完成後、全ての壁を撤去し柱だけの状態にします。
土台もほとんど入れ替えました。
屋根を仕上げます。ガルバリウム鋼板の立平葺きです。
屋根完成後、外壁を9mm構造用合板にて耐力壁とし、サッシをいれます。
内壁も9mm構造用合板を貼り、天井下地を造ります。
壁に断熱材を入れます。
合板の上に防水透湿シートを貼り、サイディング壁を貼る準備をします。
完成しました。
後は雨樋を取り付け、室内に畳を入れるだけです。
改築前は取り壊しも考えておられましたが、完成後喜んでいただきました。
次は、母屋である京町屋に工事を進めさせていただきます。
伝統構法による建造物で、京都市の耐震改修助成金制度を利用した工事になります。
柱の根継ぎや土壁の新設・修繕など、より長く京町屋を維持出来るようメンテナンスを行っていきます。
京都の財産でもあります京町屋を保全する事に京都市も力を入れております。
制度を有効に利用して、私共も少しでもお手伝い出来ればと考えております。
O様 この度は誠に有難うございました。